2024年の株式相場の前半は順調に歩みを進めました。

一方で、8月には令和のブラックマンデーと呼ばれる史上最大の下落を記録。

更に9月にも為替の影響を受けた急落。

2番底を付けにいくかと思われていましたが、自民党総裁選挙の行方を睨む動きから株価は横ばいとなりました。

その自民党総裁選では、

・アベノミクス政策維持の高市氏

・金融所得課税と金利引き上げに前向きな石破氏

の決選投票となり、石破氏が自民党総裁になりました。

これを受けて、本日夜間取引は急落。日経平均先物はサーキットブレーカーが発動し、17時30分現在も1900円安となっています。

来週は残念ながらこの流れを受けて、株安円高となる事でしょう。

本日のアメリカ市場次第の部分もありますが、大幅な株安は免れない可能性が大きいでしょう。

ただ、その後は組閣人事や金融市場の変動を受けての政府発言や政策発表次第の動きとなる可能性が高くなります。

経済安保に対する発言には特に注意が必要でしょう。

一方で悲観ばかりも必要はありません。

日本の一株あたりの利益は着実に増加しており、大幅下落が起こった場合には優良銘柄の安値を拾うチャンスとなります。

特に為替が円高に触れている事を考えるならば、ニトリなどの内需株の安値を探り、その後相場が落ち着き財政政策などが現状維持であればいずれ為替は円安に触れますので、その際には再度輸出関連を狙っていきましょう。